ディザスタリカバリソリューションは、IT システムの安定性とデータセキュリティを保証するのに役立ちます。 具体的には、ソリューションに、システムおよびアプリケーションのデータバックアップとディザスタリカバリが組み込まれています。 Alibaba Cloud ECS を使用すると、データのバックアップにスナップショットとイメージを使用できます。

ディザスタリカバリ方法

  • スナップショットバックアップ

    Alibaba Cloud ECS を使用すると、システムディスクとデータディスクをスナップショットでバックアップできます。 現在、Alibaba Cloud は Snapshot 2.0 サービスを提供しています。これは以前のスナップショットサービスよりも高いスナップショットクォータとより柔軟な自動タスク戦略を特徴とし、業務の入出力への影響を減らすのに役立ちます。スナップショットをデータバックアップに使用する場合、最初のバックアップはフルバックアップで、続いて増分バックアップになります。 バックアップ期間は、バックアップするデータ量によって異なります。



    上の図に示すように、スナップショット 1、スナップショット 2、およびスナップショット 3 は、ディスクの 1 番目、2 番目、および 3 番目のスナップショットです。 ファイルシステムはディスクデータをブロック単位でチェックします。 スナップショットが作成されると、データが変更されたブロックのみがスナップショットにコピーされます。 Alibaba Cloud ECS を使用すると、手動または自動のスナップショットバックアップを設定できます。 自動バックアップでは、スナップショット作成の時刻 (24 時間オプション、毎正時)、曜日 (月曜日から日曜日)、および保存期間を指定できます。 保存期間はカスタマイズ可能で、1 ~ 65,536 日の値を設定することも、スナップショットの永続保存を選択することもできます。

  • スナップショットロールバック

    システムで例外が発生し、ディスクを以前の状態にロールバックする必要がある場合は、対応するスナップショットが作成されている限り、ディスクをロールバックすることができます。 注記:
    • ディスクをロールバックすると、元に戻せません。 ディスクのロールバックが完了したら、データを復元することはできません。 このアクションを実行するときはご注意ください。

    • ディスクをロールバックすると、スナップショットの作成時から現在までの間のデータは失われ回復できません。

  • イメージバックアップ

    イメージファイルは、1 つ以上のディスク (システムディスク、またはシステムディスクとデータディスクの両方) からのすべてのデータを含むレプリカファイルと同じです。 すべてのイメージバックアップはフルバックアップであり、手動でのみ起動できます。

  • イメージリカバリ

    スナップショットからカスタムイメージを作成して、オペレーティングシステムとデータ環境をイメージに含めることができます。 カスタムイメージを使用して、同じオペレーティングシステムとデータ環境で複数のインスタンスを作成できます。 スナップショットとイメージの設定については、「スナップショット」と「イメージ」をご参照ください。

    複数のリージョン間でカスタムイメージを使用することはできません。

技術メトリクス

RTO と RPO: 通常は 1 時間ごとのレベルでデータ量に関連します。

シナリオ

  • バックアップと復元

    Alibaba Cloud ECS を使用すると、システムディスクとデータディスクをスナップショットとイメージでバックアップできます。 アプリケーションエラーに起因するデータエラー、または悪意のあるアクセスのためにアプリケーションの脆弱性を悪用するハッカーが原因で、誤ったデータがディスクに保存された場合は、スナップショットサービスを使用してディスクを本来の状態に復元できます。 さらに、Alibaba Cloud ECS を使用すると、イメージ付きのディスクを再初期化したり、カスタムイメージ付きの新しい ECS インスタンスを購入したりすることができます。

  • ディザスタリカバリアプリケーション

    Alibaba Cloud ECS はディザスタリカバリアーキテクチャの実装をサポートします。 たとえば、アプリケーションのフロントエンドで SLB (Server Load Balancer) を購入して使用し、同じアプリケーションのバックエンドで少なくとも 2 つの ECS インスタンスをデプロイできます。 または、ECS リソースの使用方法を定義することにより、Alibaba Cloud が提供するオートスケーリングテクノロジーを使用して Auto Scaling ソリューションを実装することができます。 このようにして、ECS インスタンスの 1 つに障害が発生したり、リソースが過剰に使用されたりしても、業務が中断されることはなく、ディザスタリカバリが実現します。 たとえば、同じ都市の 2 つの IDC (インターネットデータセンター) に ECS インスタンスを展開するとします。



    • ECS インスタンスのクラスターが両方の IDC にデプロイされています。 アクセス側では、2 つの IDC 間の負荷分散に SLB が使用されます。
    • 両方の IDC の Region Master ノードは同一で、アクティブおよびスタンバイモードで動作します。 1 つのノードに障害が発生したからといって、ECS 制御機能が影響を受けることはありません。
    • IDC に障害が発生した場合に ECS インスタンスの制御ノードを切り替えるために、ミドルウェアドメイン名はクラスターの制御に使用されるので、新しく関連付けられます。 制御ノードの IDC に問題が発生した場合は、ミドルウェアドメイン名を他の IDC 制御ノードに関連付ける必要があります。