次は Alibaba Cloud Container Service Kubernetes クラスターについての制限です。
クラスター
デフォルトでは、全リージョンで最大5つのクラスターを作成でき、各クラスターに最大20のワーカーノードを追加できます。
Kubernetes クラスターは現在、Linux コンテナーのみをサポートしています。Windows コンテナーへのサポートは準備中です。
Kubernetes クラスターは現在、Virtual Private Cloud (VPC) にしかサポートしていません。Kubernetes クラスター作成時、VPC を作成するか、既存VPC を利用することは可能です。
ECS (Elastic Compute Service) インスタンスや Server Load Balancer インスタンスなどすべての作成済みのクラスターリソースは現在、従量課金です。月額サブスクリプションや年額サブスクリプションのインスタンスは今後提供しますの、コンソールで従量課金のインスタンスを月額サブスクリプションまたは年額サブスクリプションのインスタンスに変更できます。
ECS インスタンス
オペレーティングシステムについては、CentOS のみがサポートされています。
従量課金の ECS インスタンスの作成のみがサポートされています。
既存ノードの追加についての制限:
追加されるECS インスタンスは、リージョンとVPC がクラスターのと同じである必要があります。
既存の ECS インスタンス追加時、ネットワークタイプがクラシックの場合は ECS インスタンスにパブリック IP があること、ネットワークタイプが VPC の場合はEIP(Elastic IP)がある、もしくは該当 VPC に設定済みの NAT Gateway があることは必要となります。要するに、該当ノードがパブリックネットワークに正常にアクセスできることは必要となります。でなければ、ECS インスタンスの追加は失敗します。
追加される ECS インスタンスのアカウントは、クラスターのと同じになる必要があります。
クラスターの拡張と縮小
ワーカーノード数は必ず1-20です。
クラスターの拡張や縮小は現在、手動でしかできません。 Auto Scaling はサポートされていません。
Kubernetes クラスターにあるマスターノードは現在、自動的に拡張できません。
Resource Orchestration Service (ROS) ルールによると、elastic contraction によって縮小されるのは手動で拡張されたノードのみで、クラスター作成時に作成されたノードや手動でクラスターに追加されたノードを縮小することはありません。縮小ルールは作成時刻に基づいています。拡張によるノードの追加時刻が遅いほど、ノードが早くリサイクルされます。
クラスターの拡張によって追加されたノードは従量課金ノードです。