従量課金インスタンスでは、停止した VPC インスタンスを無課金とする機能を有効化できます。 機能を有効化後、VPC インスタンスが停止されると、vCPU、メモリーおよびインターネットアドレスに料金は発生しませんが、クラウドディスクは引き続き課金されます。
定義
停止した VPC インスタンスへの無課金 (VPC 接続) 機能は、従量課金インスタンスが ECS コンソール上で、StopInstanceインターフェイス、または A libaba Cloud CLI により停止され、[Stopped] (Stopped
) ステータスの vCPU、メモリー、インターネットアドレスに対して支払う必要がないことを意味しています。 ただし、クラウドディスクは引き続き課金されます。
適用性についての説明
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この機能の適用には、以下のような条件があります。 言い換えると、以下の条件を満たすリソースでは料金が発生しません。
アイテム 説明 課金方法 従量課金 ネットワークタイプ VPC リソース vCPU、メモリーおよびインターネットアドレス (停止された VPC インスタンスからリリースされたもの) 重要- インスタンスの OS 上でインスタンスを停止した場合、機能を有効にしていてもインスタンスへ課金されます。
- ECS コンソール、API、または Alibaba Cloud CLI からインスタンスを停止した場合、vCPU およびメモリーには課金されません。
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この機能は、以下の条件では適用されません。 言い換えると、以下の条件を満たすリソースには課金されます。
アイテム 説明 ローカルディスクインスタンス ローカルディスクを持つすべてのインスタンス、"d1"、"d1ne"、"ga1"、"gn5"、"i1" および "i2" などのインスタンスタイプファミリー。 インスタンスに接続されているクラウドディスク (システムディスクおよびデータディスクを含む)、EIP (Elastic IP) アドレス、帯域幅およびイメージ。 この機能を有効化後、インスタンスが [停止した VPC インスタンスへの無課金 (VPC 接続)] モードであっても、これらのリソースへの課金は継続します。 課金について詳しくは、「従量課金」、「クラウドディスク料金」、「ネットワーク帯域幅への課金」、「帯域幅料金」および「EIP 料金」をご参照ください。 起動しているインスタンス 新しい従量課金 VPC インスタンスは、初めての起動時に、[Stopped] ステータス ( Stopped
) から [Running] ステータス (Running
) に変わります。 このようなインスタンスを ECS コンソールまたは CreateInstace API により作成できます。支払延滞分によりインスタンスは停止されます。 この場合、課金も停止されます。 コンピューティングリソースおよびインターネットアドレスもリリースされます。 すべてのリソースへの課金は、お使いのインスタンスが正常に「再有効化」された後に再開されます。 クラシックネットワークの従量課金インスタンス このようなインスタンスが [Stopped] ステータスになった後でも、Alibaba Cloud によりインスタンスおよび関連するリソースに課金されます。 インスタンスの再起動後、インスタンスのインターネットアドレスおよびプライベート IP アドレスの変更はありません。
影響
この機能を有効化し、インスタンスを停止した際、お使いのインスタンスへの影響は以下になります。
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vCPU およびメモリーはリリースされます。そのため、再びインスタンスを起動することができないことがあります。 起動できない場合、しばらくしてから再度起動させます。 「従量課金インスタンスの設定変更」の後、再度起動させることもできます。
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インスタンスに割り当たられたインターネットアドレスがある場合、そのアドレスはリリースされます。 ECS コンソールまたは StartIncstance インターフェイスを利用し、お使いのインスタンスを起動させた後、お使いのインスタンスには新しいインターネットアドレスが割り当てられます。 ただし、プライベート IP アドレスの変更はありません。
注 インターネットアドレスを変更する場合、「インターネットアドレスの EIP アドレスへの変更」を行なった後、インスタンスを停止できます。 -
"t5" インスタンスが停止した場合、既存の CPU クレジットは有効ですが、クレジットの発生は停止します。 起動した場合、CPU クレジットは発生し続けます。 詳しくは、「基本概念」をご参照ください。
「システムディスクの置き換え」(ReplaceSystemDisk)、「ディスクのロールバック」(ResetDisk)、「ディスクの再初期化」(ReInitDisk) などの操作に関しては、インスタンスを停止させ、すぐに再起動する必要があります。 お使いのインスタンスが正常に起動したかを確認するために、以下のいずれかの操作ができます。
- ECS コンソールにログインします。 [概要] ページ、[全リージョンで停止したインスタンスへの無課金 (VPC 接続)] をオフにします。
- ECS コンソールにログインします。 インスタンスを停止させた際、[インスタンスへの課金を維持] チェクボックスをオンにします。
- API または Alibaba Cloud CLI を使用している場合、「StopInstance」インターフェイスで
StoppedMode = KeepCharging
を設定します。
機能の有効化
方法 1: すべてのインスタンスで機能を有効化する[停止したインスタンスへの無課金 (VPC 接続)] 機能を手動で有効化する必要があります。 一度機能を有効化した場合、ご利用のアカウントのすべてのリージョンにある従量課金 VPC インスタンスに適用されます。 従量課金 VPC インスタンスを停止させた際、機能を有効にしたまま、従量課金 VPC インスタンスへの課金を維持する場合、インスタンスの停止時に [インスタンスへの課金を維持] チェックボックスをオンにします。
以下の手順に従い、[停止したインスタンスへの無課金 (VPC 接続)] 機能を有効化します。
- ECS コンソールにログインします。
- 左側のナビゲーションウィンドウから [概要] をクリックします。
- [共通操作] エリアから、[設定] をクリックします。
- [全リージョンでの停止したインスタンスへの無課金 (VPC 接続)] チェックボックスをオンにし、表示されたウィンドウでの注記を読みます。その後、[停止したインスタンスへの無課金 (VPC 接続)] をクリックします。
- [OK] をクリックします。
「1 つのインスタンスの停止」を行なった際、表示されたウィンドウの [停止したインスタンスへの無課金 (VPC 接続)] をクリックすることで機能を有効化できます。
機能の無効化
方法 1: すべてのインスタンスに対して機能を無効化- この操作により、ご利用のアカウントのすべてのリージョンのすべての従量課金 VPC インスタンスに対して機能が無効化されます。 ご注意の上、進めてください。
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[Stopped] (
Stopped
) にある 1 つのインスタンスに対して、[ストップモード] が [停止したインスタンスへの無課金] の場合、インスタンスには課金されません。 起動後、- 停止される前にインターネットアドレスが割り当てられていた場合、新しいアドレスが割り当てられます。
- インスタンスが停止される前に、EIP アドレスが接続解除されてる場合、EIP アドレスに変更はありません。
以下の手順に従い、機能を無効化します。
- ECS コンソールにログインします。
- 左側のナビゲーションウィンドウから [概要] をクリックします。
- [共通操作] エリアから、[設定] をクリックします。
- [全リージョンでの停止したインスタンスへの無課金 (VPC 接続)] チェックボックスをオフにし、表示されたウィンドウでの注記を読みます。その後、[同意する] をクリックします。
- [OK] をクリックします。
「インスタンスの停止」を行なった際、表示されたウィンドウで [インスタンスへの課金の継続] チェックボックスをオンにします。