OSS には、標準、低頻度アクセス、アーカイブの 3 つのストレージクラスがあります。 これらのストレージクラスは、アクセス頻度が高い (ホット) データからアクセ頻度が低い (コールド) データまで、さまざまなデータストレージシナリオを網羅しています。

標準

OSS 標準ストレージは、高信頼性、高可用性、高性能のオブジェクトストレージサービスを提供し、頻繁なデータアクセスをサポートします。 OSS はスループットが高く、待ち時間が短い ので、画像、オーディオ、ビデオといったソーシャルネットワーキングコンテンツの保存に非常に適しています。 また、ビッグデータ分析で使用する大容量の非構造化データセットの保存にも最適です。

OSS 標準ストレージの特徴は、以下のとおりです。

  • 99.999999999% の耐久性を実現する設計です。
  • 99.99% の可用性を実現する設計です。
  • 高スループットと低遅延のアクセスパフォーマンスを実現します。
  • HTTPS に対応しています。
  • 画像処理サービスを利用できます。

低頻度アクセス

OSS 低頻度アクセスストレージは、長期間保存するが、アクセス頻度の低い (月に 1 回または 2回) データの保管に適しています。 ストレージクラスの単価が標準クラスよりも低いため、各種モバイルアプリ、スマートデバイスデータ、およびエンタープライズデータの長期的なバックアップに適しています。 低頻度アクセスストレージクラスのオブジェクトには、最短ストレージ期間があります。 保存されたオブジェクトを30日 未満の間に削除すると、料金が発生します。 低頻度アクセスストレージクラスのオブジェクトには、最小課金サイズがあります。 64 KB 未満のオブジェクトは、64 KB として課金されます。 また、データの取得には料金が発生します。

OSS 低頻度アクセスストレージの特徴は、以下のとおりです。

  • 99.999999999% の耐久性を実現する設計です。
  • 99.99% のサービス可用性を実現する設計です。
  • リアルタイムアクセスが可能です。
  • HTTPS に対応しています。
  • 画像処理サービスを利用できます。
  • 最短ストレージ期間と最小課金サイズが定められています。

アーカイブ

OSS アーカイブストレージは、3 つのストレージクラスの中で最も低価格です。 医療用画像、科学資料、ビデオ映像など、長期間 (半年以上を推奨) のアーカイブデータの保存に適しています。 データが保存期間中にアクセスされることはめったになく、データを読み取り可能な状態に復元するのに約 1 分かかります。 アーカイブストレージクラスのオブジェクトには、最短ストレージ期間があります。 保存されたオブジェクトを60 日 未満の間に削除した場合は、料金が発生します。 アーカイブストレージクラスのオブジェクトには、最小課金サイズがあります。 64 KB 未満のオブジェクトは、64 KB として課金されます。 また、データの取得には料金が発生します。

OSS アーカイブストレージの特徴は、以下のとおりです。

  • 99.999999999% の耐久性を実現する設計です。
  • 99.99% のサービス可用性 (データ復元後) を実現する設計です。
  • 保存されたデータを凍結状態から読み取り可能状態に復元するには 1 分かかります。
  • HTTPS に対応しています。
  • 画像処理サービスを利用できますが、最初にデータを復元する必要があります。
  • 最短ストレージ期間と最小課金サイズが定められています。

ストレージクラスの比較

項目 標準 低頻度アクセス アーカイブ
データの耐久性 99.999999999% 99.999999999% 99.999999999%
サービスの可用性 99.99% 99.99% 99.99% (データ復元後)
オブジェクトの最小課金サイズ オブジェクトの実際のサイズで計算 64 KB 64 KB
最短ストレージ期間 必要なし 30 日 60 日
データ取得料金 データ取得料金なし 取得するデータのサイズに応じて課金 (GB単位) 復元するデータのサイズに応じて課金 (GB 単位)
待機時間 ミリ秒単位の待機時間 ミリ秒単位の待機時間 データを凍結状態から読み取り可能状態に復元するのに 1 分必要
画像処理 サポート対象 サポート対象 サポート対象だが復元が必要

「データ取得料」の「データ」とは、基盤の分散ストレージシステムから読み取られたデータサイズを指します。 パブリックネットワークを介して転送されたデータは、発信トラフィック料金の一部として課金されます。

サポート対象の API

API 標準 低頻度アクセス アーカイブ
バケットの作成、削除、照会
PutBucket サポート対象 サポート対象 サポート対象
GetBucket サポート対象 サポート対象 サポート対象
DeleteBucket サポート対象 サポート対象 サポート対象
バケット ACL
PutBucketAcl サポート対象 サポート対象 サポート対象
GetBucketAcl サポート対象 サポート対象 サポート対象
バケットログ
PutBucketLogging サポート対象 サポート対象 サポート対象
GetBucketLogging サポート対象 サポート対象 サポート対象
バケットのデフォルト静的ページ
PutBucketWebsite サポート対象 サポート対象 サポート対象外
GetBucketWebsite サポート対象 サポート対象 サポート対象外
バケットアンチリーチ保護
PutBucketReferer サポート対象 サポート対象 サポート対象
GetBucketReferer サポート対象 サポート対象 サポート対象
バケットのライフサイクル
PutBucketLifecycle サポート対象 サポート対象 データ削除のみサポート対象
GetBucketLifecycle サポート対象 サポート対象 サポート対象
DeleteBucketLifecycle サポート対象 サポート対象 サポート対象
バケットクロスオリジンレプリケーション
PutBucketReplication サポート対象 サポート対象 サポート対象
バケットクロスオリジンリソース共有
PutBucketcors サポート対象 サポート対象 サポート対象
GetBucketcors サポート対象 サポート対象 サポート対象
DeleteBucketcors サポート対象 サポート対象 サポート対象
オブジェクト操作
PutObject サポート対象 サポート対象 サポート対象
PutObjectACL サポート対象 サポート対象 サポート対象
GetObject サポート対象 サポート対象 サポート対象だが、データの復元が必要
GetObjectACL サポート対象 サポート対象 サポート対象
GetObjectMeta サポート対象 サポート対象 サポート対象
HeadObject サポート対象 サポート対象 サポート対象
CopyObject サポート対象 サポート対象 サポート対象
OptionObject サポート対象 サポート対象 サポート対象
DeleteObject サポート対象 サポート対象 サポート対象
DeleteMultipleObjects サポート対象 サポート対象 サポート対象
PostObject サポート対象 サポート対象 サポート対象
PutSymlink サポート対象 サポート対象 サポート対象
GetSymlink サポート対象 サポート対象 サポート対象
RestoreObject サポート対象外 サポート対象外 サポート対象
マルチパート操作
InitiateMultipartUpload サポート対象 サポート対象 サポート対象
UploadPart サポート対象 サポート対象 サポート対象
UploadPartCopy サポート対象 サポート対象 サポート対象
CompleteMultipartUpload サポート対象 サポート対象 サポート対象
AbortMultipartUpload サポート対象 サポート対象 サポート対象
ListMultipartUpload サポート対象 サポート対象 サポート対象
ListParts サポート対象 サポート対象 サポート対象
画像処理 サポート対象 サポート対象 サポート対象