ApsaraDB for MongoDB レプリカセットインスタンスは、 primary ノードと secondary ノードに接続するための個別のアドレスと、アプリケーションを高可用性モードでインスタンスに接続するための Connection String URI を提供します。

始める前に

ApsaraDB for MongoDB インスタンスに接続する前に、以下の情報を取得する必要があります。

  • データベース名。デフォルトでは admin となります
  • インスタンスアカウントのユーザー名
  • インスタンスアカウントのパスワード
  • 接続情報
    • primary ノードと secondary ノードのドメイン名とポート番号
    • 高可用性モードの Connection string URI

手順

  1. ApsaraDB for MongoDB コンソールにログインします。
  2. 対象インスタンスの ID をクリックするか、対象インスタンスに対応する操作列で > 詳細を選択します。
  3. 次の図に示すように、表示される基本情報ページで、高可用性モードでの接続の Connection string URI、および primary ノードと secondary ノードの接続情報(ドメイン名とポート番号を含む)を表示できます。
  4. 左側のナビゲーションペインで、アカウントをクリックしてユーザー名を表示します。デフォルトのユーザー名は root です。
    インスタンス作成時に、データベースログインパスワードの設定や、インスタンス作成後にパスワードのリセットができます 詳細は、パスワードの設定をご参照ください。

接続方法

ApsaraDB for MongoDB は、レプリカセットインスタンスに対して次の 2 つの接続モードを提供します。

  • レプリカセットインスタンスより提供された 2 つの個別アドレスは、それぞれ primary ノードと secondary ノードに接続できます。
    • primary ノードに接続した場合は、読み取り権限と書き込み権限があります。
    • secondary ノードに接続した場合は、使える権限は読み取り権限のみです。
    • 日常のテストで、この接続モードを使用して primary ノードまたは secondary ノードに直接接続できます。
    • 2 つの個別アドレスで、オンラインアプリケーションをインスタンスに直接接続することはお勧めしません。 そうしてしまった場合、primary ノードと secondary ノードの間でフェイルオーバーが発生すると、アプリケーションの読み取りおよび書き込み操作に影響を与える可能性があります。
  • Connection String URI を通じてインスタンスに接続して、ロードバランシンウを実現します。
    実稼働環境のアプリケーションをインスタンスに接続するには、Connection String URI を使用することをお勧めします。 この場合、ノードに障害が生じ、primary ノードと secondary ノード間でフェールオーバーがトリガされても、アプリケーションの接続には影響しません。
    次の例は、コンソールから取得できる Connection String URI を示しています。
    mongodb://[username:password@]host1[:port1][,host2[:port2],...[,hostN[:portN]]][/[database][? options]]
    注:
    • mongodb://:プレフィックス。このアドレスが Connection String であることを示します。
    • username:password@: データベースの接続に使用するユーザー名とパスワード。 認証が有効になっている場合は、パスワードが必要です。
    • hostX:portX:レプリカセット内のノードへの接続に使用されるアドレスのリスト。
    • /database:認証が有効になっている場合のユーザー名とパスワードに対応するデータベース。
    • ? options:追加の接続オプション
  • 公式の MongoDB ドライバはすべて、connection string URI を使用してインスタンスへの接続をサポートしています。 詳細は、MongoDB ドライバの接続サンプルコードをご参照ください。