OSS は “指定した点からオブジェクトのダウンロードを開始する” 機能を備えています。これにより、大きなオブジェクトを複数のダウンロードに分割できます。ダウンロードが中断した場合、再開時には中断したところからダウンロードを続行します。
簡易アップロードと同様、オブジェクトの読み取り権限を持っている必要があります。再開可能なダウンロードがサポートされるのは、Range パラメーターが設定されている場合です。この機能はオブジェクトサイズが大きい場合に推奨されます。Range の定義については、HTTP の RFC を参照してください。リクエストヘッダーで Range パラメーターを指定した場合は、返されるメッセージにファイル全体の長さと今回返された範囲が示されます。
たとえば、Content-Range: bytes 0-9/44 は、ファイル全体の長さが 44 で今回返された範囲が 0 ~ 9 であることを示しています。範囲の要件が満たされていない場合は、ファイル全体が転送され、結果に Content-Range は含まれません。リターンコードは 206 です。
参照:
- API: Get Object