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:データ移行仕様

最終更新日:Mar 19, 2020

注意: このテストレポートは、データ移行のパフォーマンスの参考となるものです。プロダクト SLA の基準となるものではありません。

はじめに

このパフォーマンステストレポートは、各仕様においての、移行インスタンスのパフォーマンスに関する基本的な資料となるものです。このレポートは、移行インスタンスの仕様を選択するときに使用できます。

用語集

  • 仕様

    DTS は、さまざまな移行パフォーマンスを持ついくつかのレベルの仕様を提供します。この仕様は、変更データレプリケーションのパフォーマンスに基づいています。

  • テーブル数

    テストモデル内のテーブルの総数。

  • レコードサイズ

    各レコードのサイズ。

  • RPS

    1 秒あたりにレプリケートされるレコード数。レコードは、insert、udpate、delete などの SQL 文によって変更されたデータ行を示します。SQL 文には commit 文も含まれます。

テストモデル

手順

  1. 2 つの RDS インスタンス間での、変更データレプリケーションを使用した移行タスクを作成します。

  2. 変更データレプリケーションのパフォーマンスをチェックするために、ソース RDS インスタンス上でストレステストを実行します。

環境

インスタンス RDS 構成 パフォーマンス限界参考値
ソースインスタンス
  • 仕様: rds.mys2.8xlarge
  • メモリ (MB): 48,000
  • 最大接続数: 2,000
  • 最大 QPS: 18,000
  • 最大 IOPS: 14,000
ターゲットインスタンス
  • 仕様: rds.mys2.8xlarge
  • メモリ (MB): 48,000
  • 最大接続数: 2,000
  • 最大 QPS: 18,000
  • 最大 IOPS: 14,000

条件

  • テストテーブルの数は 20 です。

  • レコードサイズは 1 KB です。

  • すべてのテストテーブルには主キーがあります。

  • 各トランザクションには、平均して 2 つの DML 操作と 1 つの commit 文が含まれています。insert 文、delete 文および update 文の比率は、3:1:2 です。

結果

注意: ネットワークレイテンシの単位はミリ秒です。

ソースインスタンスのリージョン > ターゲットインスタンスのリージョン ネットワークレイテンシ 仕様 TPS QPS
杭州 (中国東部 1) > 杭州 (中国東部 1) 0.26 small 2,566 8,981
杭州 (中国東部 1) > 杭州 (中国東部 1) 0.26 medium 4,726 16,541
杭州 (中国東部 1) > 杭州 (中国東部 1) 0.26 large 6,378 23,204
杭州 (中国東部 1) > 青島 (中国北部 1) 26 small 2,469 8,641
杭州 (中国東部 1) > 青島 (中国北部 1) 26 medium 4,856 16,996
杭州 (中国東部 1) > 青島 (中国北部 1) 26 large 5,439 20,400
杭州 (中国東部 1) > 北京 (中国北部 2) 26 small 2,533 8,866
杭州 (中国東部 1) > 北京 (中国北部 2) 26 medum 5,038 17,633
杭州 (中国東部 1) > 北京 (中国北部 2) 26 large 6,829 26,100
杭州 (中国東部 1) > シリコンバレー (米国西部 1) 175 small 1,753 6,135
杭州 (中国東部 1) > シリコンバレー (米国西部 1) 175 medium 2,837 9,929
杭州 (中国東部 1) > シリコンバレー (米国西部 1) 175 large 3,884 15,500
シンガポール > シリコンバレー (米国西部 1) 198 small 1,104 4,000
シンガポール > シリコンバレー (米国西部 1) 198 medium 1,724 6,334
シンガポール > シリコンバレー (米国西部 1) 198 large 2,256 8,300

テスト結果は、各仕様での最高パフォーマンスを示します。最高パフォーマンスを得るには、次の条件が必要です。

  • 同期インスタンスの下の各同期テーブルには主キーがあること。
  • アップデートホットスポットがないこと。
  • ソースインスタンスとターゲットインスタンスの間にパフォーマンスのボトルネックがないこと。