ここでは、ECS インスタンスのライフサイクル管理について説明します。

スケーリンググループに追加された ECS インスタンスには、自動作成されたインスタンスと手動で追加したインスタンスの 2 種類があります。

自動作成された ECS インスタンス

自動作成された ECS インスタンスとは、スケーリング設定とルールに従って自動的に作成されたインスタンスを指します。

このタイプの ECS インスタンスのライフサイクルは、Auto Scaling で管理されます。 スケールアップ時には ECS インスタンスが作成され、スケールダウン時には ECS インスタンスが停止およびリリースされます。

手動で追加した ECS インスタンス

手動で追加した ECS インスタンスとは、手動でスケーリンググループに関連付けられたインスタンスを指します。

このタイプの ECS インスタンスのライフサイクルは、Auto Scaling で管理されません。 この ECS インスタンスが手動またはスケールダウンアクティビティによってスケーリンググループから削除された場合、インスタンスは Auto Scaling によって停止およびリリースされることはありません。

インスタンスのステータス

ライフサイクルの間、ECS インスタンスは、次に示すステータスのいずれかになります。 追加中:

  • ECS インスタンスはスケーリンググループに追加中です。 具体的には、Auto Scaling によりインスタンスが作成されて Server Load Balancer インスタンスに追加されているか、または RDS のアクセスホワイトリストに追加されているところです。
  • サービス中: ECS インスタンスはスケーリンググループに追加され、正常に機能しています。
  • 削除中: ECS インスタンスはスケーリンググループから削除中です。

インスタンスのヘルスステータス

ECS インスタンスは、次のいずれかのヘルスステータスになります。

  • 正常
  • 異常

ECS インスタンスのステータスが実行中 (Running) でないとき、異常とみなされます。 異常な ECS インスタンスは、Auto Scaling によってスケーリンググループから自動的に削除されます。

  • 異常なインスタンスが自動作成されたものに限り、Auto Scaling によって自動的に停止およびリリースされます。
  • 手動で追加したインスタンスは、停止およびリリースされません。
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