hash コマンドは、ローカルファイルの CRC64 値または MD5 値を計算する場合に使用します。
コマンド構文
./ossutil hash file_url [--type=hashtype]
--type には、計算に使用されるアルゴリズムを指定します。 有効値:crc64 と md5。 デフォルト値:crc64。
注
- stat コマンドを実行して、OSS のオブジェクトの CRC64 値または Content-MD5 値を表示することができます。
X-Oss-Hash-Crc64ecma
フィールドは、CRC64 値を示します。Content-Md5
フィールドは、MD5 値を示します。 - OSS が CRC64 をサポートする前にアップロードされたオブジェクトの場合、stat コマンドは CRC64 値の取得に失敗する場合があります。
- stat コマンドは、追加アップロードまたはマルチパートアップロードでアップロードされたオブジェクトの Content-MD5 値の取得に失敗する場合があります。
- --type が md5 に設定されている場合、MD5 値と Content-MD5 値が同時に表示されます。 Content-MD5 値は、MD5 ハッシュを計算して 128 ビットの数値を取得し、その数値を Base64 でエンコードすることで取得されます。
- CRC64 値は、Standard ECMA-182 に基づいて計算されます。
- Content-MD5 の詳細は、『RFC 1864』をご参照ください。
例
- ローカルファイルの CRC64 値を計算する
./ossutil hash test.txt --type=crc64 CRC64-ECMA : 295992936743767023
- ローカルファイルの MD5 値を計算する
./ossutil hash test.txt --type=md5 MD5 : 01C3C45C03B2AF225EFAD9F911A33D73 Content-MD5 : AcPEXAOyryJe+tn5EaM9cw==
一般的なオプション
次の表に、hash コマンドに追加できるオプションを示します。
オプション | 説明 |
---|---|
--type | 計算に使用されるアルゴリズムを指定します。 有効値:crc64 と md5。 デフォルト値:crc64。 |
--loglevel | ログレベルを指定します。 デフォルト値は null で、ログファイルが生成されないことを示します。 有効値:
|
注 一般的なオプションの詳細は、「サポートされているすべてのオプションの表示」をご参照ください。