インスタンス作成時、データディスクを選択した場合、使用前にデータディスクの初期化およびファイルシステムのマウントが必要です。 ここでは、新しいデータディスクを使用した 1 つのパーテションを持つデータディスクの作成方法および、ファイルシステムのマウント方法を解説します。 ビジネスニーズに応じて、複数のパーテションも設定できます。

この内容は、fdisk コマンドを利用した 2 TiB 以下のデータディスクのパーティショニングにのみ適用できます。 2 TiB を超えるデータディスクの場合は、「2 TiB を超えるデータディスクのパーテショニングおよび初期化」をご参照ください。 パーテショニングには、ビルトインシステムツールの使用を推奨します。

警告
  • ディスクパーテショニングおよび初期化はリスクの高い操作ですので、慎重に進めてください。 ここでは、空のデータディスクの扱い方を説明します。 データディスクにデータがある場合、データ損失を避けるために、データディスクのスナップショットの作成を行います。

  • ECS インスタンスでは、データディスクのパーテショニングのみサポートしており、システムディスクのパーテショニングはサポートしていません。 サードパーティツールを使用して強制的にシステムディスクのパーテショニングをする場合、システムのクラッシュやデータ損失などの予期せぬリスクが発生する可能性があります。

前提条件

インスタンスとは別に購入したデータディスクでは、パーテショニングおよび初期化の前に、ECS コンソールでインスタンスへデータディスクを接続する必要があります。

インスタンスとともに購入したデータディスクでは、マウントする必要がありません。

インスタンスにマウントされるデータディスクのデバイス名を確認する必要があります。 [ESC コンソール] > [ブロックストレージ] > [ディスク] > [(ディスク ID に関する) 詳細] > [属性の変更] へ移動し、データディスクのデバイス名を検索します。 デフォルトでは、システムによりデバイス名が割り当てられ、/dev/xvdb から始まり、/dev/xvdb から /dev/xvdz の順に設定されます。

手順

本ページの例では、新しい 20 GiB のデータディスク (デバイス名 "/dev/vdb/") として 1 つのパーテションのデータディスクが作成され、ext3 ファイルシステムがマウントされます。 CentOS 6.8 オペレーティングシステムの I/O が最適化されたインスタンスが使用されます。

  1. インスタンスへ接続します

  2. fdisk -l コマンドを実行し、データディスクを表示します。 コマンドの実行後、/dev/vdb が見つからない場合は、お使いのインスタンスにデータディスクがないことを示しています。 そのため、初期化の必要はなく、この内容の残りの手順をスキップできます。

    • お使いのデータディスクが dev/xvd? の場合、非 I/O 最適化インスタンスが使用されています。

    • ? は "a" から "z" のいずれかの文字です。

  3. 1 つのパーティションのデータディスクを作成し、次のコマンドを順番に実行します。

    1. fdisk /dev/vdb を実行し、データディスクのパーテショニングを行います。

    2. n を入力し、[Enter] キーを押し、新しいパーテションを作成します。

    3. p を入力し、[Enter] キーを押し、プライマリパーテションを選択します。 この例では、1 つのパーテションのデータディスクを作成しているため、1 つのプライマリパーテションの作成で十分となります。

      5 つ以上パーテションを作成する場合は、e を選択し、少なくとも 1 つの拡張パーテションを作成します。
    4. パーテション番号を入力し、[Enter] キーを押します。 この例では、1 が入力されます。

    5. 最初に利用可能なセクター番号を入力します。 [Enter] キーを押すと、デフォルト値 "1" が使用されます。

    6. 最後のセクターの番号を入力します。 この例では、1 つのパーテションのみが作成されるため、[Enter] キーを押し、デフォルト値を使用します。

    7. wq を入力し、[Enter] キーを押します。

      [root@iXXXXXXX ~]# fdisk /dev/vdb
      Device contains neither a valid DOS partition table, nor Sun, SGI or OSF disklabel
      Building a new DOS disklabel with disk identifier 0x5f46a8a2.
      Changes will remain in memory only, until you decide to write them.
      After that, of course, the previous content won't be recoverable.
      Warning: invalid flag 0x0000 of partition table 4 will be corrected by w(rite)
      WARNING: DOS-compatible mode is deprecated. It's strongly recommended to
      switch off the mode (command 'c') and change display units to
      sectors (command 'u').
      Command (m for help): n
      Command action
      e extended
      p primary partition (1-4)
      p
      Partition number (1-4): 1
      First cylinder (1-41610, default 1): 1
      Last cylinder, +cylinders or +size{K,M,G} (1-41610, default 41610):
      Using default value 41610
      Command (m for help): wq
      The partition table has been altered!
      Calling ioctl() to re-read partition table.
      Syncing disks.
  4. fdisk -l コマンドを実行し、新しいパーティションを表示します。以下のような情報が表示された場合、新しいパーティション "/dev/vdb1" が作成されています。

    [root@iXXXXXXX ~]# fdisk -l
    Disk /dev/vda: 42.9 GB, 42949672960 bytes
    255 heads, 63 sectors/track, 5221 cylinders
    Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes
    Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
    I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
    Disk identifier: 0x00053156
    Device Boot Start End Blocks Id System
    /dev/vda1 * 1 5222 41942016 83 Linux
    Disk /dev/vdb: 21.5 GB, 21474836480 bytes
    16 heads, 63 sectors/track, 41610 cylinders
    Units = cylinders of 1008 * 512 = 516096 bytes
    Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
    I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
    Disk identifier: 0x5f46a8a2
    Device Boot Start End Blocks Id System
    /dev/vdb1 1 41610 20971408+ 83 Linux
  5. mkfs.ext3 /dev/vdb1 コマンドを実行し、新しいパーティションにファイルシステムを作成します。

    • この例では、ext3 ファイルシステムが作成されます。 ニーズに応じて他のファイルシステムの作成も選択できます。 たとえば、Linux、Windows および Mac 間でファイルを共有する場合、mkfs.vfat を使用し、VFAT ファイルシステムを作成できます。

    • ファイルシステムの作成に必要な時間は、データディスクのサイズによります。

      [root@iXXXXXXX ~]# mkfs.ext3 /dev/vdb1
      mke2fs 1.41.12 (17-May-2010)
      Filesystem label=
      OS type: Linux
      Block size=4096 (log=2)
      Fragment size=4096 (log=2)
      Stride=0 blocks, Stripe width=0 blocks
      1310720 inodes, 5242852 blocks
      262142 blocks (5.00%) reserved for the super user
      First data block=0
      Maximum filesystem blocks=4294967296
      160 block groups
      32768 blocks per group, 32768 fragments per group
      8192 inodes per group
      Superblock backups stored on blocks:
      32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208,
      4096000
      Writing inode tables: done
      Creating journal (32768 blocks): done
      Writing superblocks and filesystem accounting information: done
      This filesystem will be automatically checked every 37 mounts or
      180 days, whichever comes first. Use tune2fs -c or -i to override.
  6. (推奨) cp /etc/fstab /etc/fstab.bak コマンドを実行し、データディスクをバックアップします。

  7. echo /dev/vdb1 /mnt ext3 defaults 0 0 >> /etc/fstab コマンドを実行し、新しいパーティション情報を /etc/fstab に書き込みます。

    buntu 12.04 は "barrier" をサポートしてないため、このファイルシステムの正しいコマンドは echo '/dev/vdb1 /mnt ext3 barrier=0 0 0' >> /etc/fstab となります。

    たとえば、Web ページを別に保存するなど、別にデータディスクをフォルダーにマウントする必要がある場合、/mnt を希望するマウントポイントに置き換えます。

  8. /etc/fstab にある新しいパーティションの情報の表示には、cat /etc/fstab コマンドを実行します。

    [root@iXXXXXXX ~]# cat /etc/fstab
    #
    # /etc/fstab
    # Created by anaconda on Thu Feb 23 07:28:22 2017
    #
    # Accessible filesystems, by reference, are maintained under '/dev/disk'
    # See man pages fstab(5), findfs(8), mount(8) and/or blkid(8) for more info
    #
    UUID=3d083579-f5d9-4df5-9347-8d27925805d4 / ext4 defaults 1 1
    tmpfs /dev/shm tmpfs defaults 0 0
    devpts /dev/pts devpts gid=5,mode=620 0 0
    sysfs /sys sysfs defaults 0 0
    proc /proc proc defaults 0 0
    /dev/vdb1 /mnt ext3 defaults 0 0
  9. ファイルシステムのマウントには、mount /dev/vdb1 /mnt を実行します。

  10. ディスクスペースおよびディスク使用量の参照には、df -h コマンドを実行します。新しいファイルシステムの情報が、コマンドの実行結果として表示された場合、マウント操作は成功しており、新しいファイルシステムを使用できます。

    マウント後、新しいファイルシステムを直接使用でき、インスタンスを再起動する必要はありません。

    [root@iXXXXXXX ~]# mount /dev/vdb1 /mnt
    [root@iXXXXXXX ~]# df -h
    Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
    /dev/vda1 40G 6.6G 31G 18% /
    tmpfs 499M 0 499M 0% /dev/shm
    /dev/vdb1 20G 173M 19G 1% /mnt