オブジェクトストレージとは?

OSSはオブジェクトストレージサービス(Object Storage Service)の略です。これは、オブジェクトを格納するために使用されるストレージサービスで、Alibaba Cloud で提供される高可用性、高耐久性、スケーラビリティ、そして安全性を備えたストレージサービスです。このサービスはあらゆる種類のオブジェクトを格納するために使用でき、Web サイトのデータ、バックアップと復元、データアーカイブなどのアプリケーションなどに利用されます。また、オブジェクトは OSS 内でネストされたアドレスではなくフラットなアドレスであるため、格納されているpdf、オーディオ、イメージ、動画ファイルのような個別の単位にすることができます。OSS では、オブジェクトはバケットに格納されます。バケットはオブジェクトを格納するコンテナのようなもので、簡単に言えばクラウド内のフォルダのように見なすことができますが、ユニバーサルネームスペース(グローバルな一意の名前)を持つことになり、他のユーザーは使用できないようになっています。
つまり、OSS はオブジェクトと呼ばれるこれらの個別の単位に基づいてデータを格納、アドレス指定、操作することができるオブジェクトベースのストレージです。また、OSSはストレージ容量に制限がなく、無限に拡張できるように設計されています。

ブロックストレージやファイルストレージとの違い

ファイルストレージはよく知られているストレージの最も一般的なタイプの 1 つです。個人の PC に最近撮った旅行の写真を保存して、「私の旅行」としてそのフォルダに名前を付ける場合を考えてください。このフォルダの下に「私のお気に入り」という名前の別のフォルダを追加して、お気に入りの写真を置くことができます。このように、ファイルをフォルダーとサブフォルダーで階層構造に組織化し、フォルダー(ファイルパス)を使ってそれらにアクセスすることができます。しかし、この方法でファイルを保存すると、作成日、変更日、ファイルサイズ、ファイルパスなど、このファイルに添付されるメタデータが制限されます。データが大きくなるにつれて、これは問題を引き起こす可能性があります。システムに格納されているファイルのルックアップテーブルを格納するための大容量のデータベースと大規模なデータベースが原因で、パフォーマンスの低下を引き起こすことがあります。
ブロックストレージはファイル(オブジェクト)を異なる個々のデータブロックに格納し、これらのブロックを連続的なメモリ割り当てに格納する必要がないようにします。そうすることで、階層構造を必要とせずに、また各ブロックが異なる固有のアドレスを持つために実現できます。システムが各データブロックをそのブロックサイズに対してより効率的にストレージに格納し、ストレージを効率的に利用できるようになります。また、オブジェクト(ファイル)がアクセスされると、システムはファイルの各ブロックにアクセスし、これらのブロックを組み立ててそのファイルを作成することができます。ブロックストレージは、ストレージエリアネットワーク(SAN)のストレージに格納されます。

オブジェクトストレージを利用するケース

それぞれのタイプのストレージの持つ特徴から、OSS はブロックストレージとファイルストレージの主な課題であるスケーラビリティを解決していると言えます。グローバル規模でデータが急激に増加している今日では、スケーラビリティは企業にとって課題となっていますが、ブロックストレージとファイルストレージはこの課題に取り組むようには設計されていません。また、この巨大なデータをトレースすることは、ストレージに対するオーバーヘッドとなります。OSS は、設計上、可用性が高く(99.99%)、耐久性があります(99.999999999%)。OSS はファイル管理とブロック管理を分離することでこのスケーラビリティを実現できます。OSSでは、オブジェクトは単一のユニットとして格納され、すべてのメタデータがオブジェクト自体に添付されています。また、各オブジェクトのフラットアドレス空間と一意の識別子を維持しながら、カスタムメタデータをオブジェクトに追加することもできます。このようにして、タグ付けやカスタムメタデータを使用して大量の非構造化データ(データベースインデックスなしのデータ)を保存し、ファイル構造やアプリケーションと関係なく、柔軟にオブジェクトのインデックスの検索ができます。

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