Container Service コンソールから、名前空間のリソースクォータおよび制限を設定できます。

始める前に

このタスクについて

デフォルトでは、実行中のポッドは CPU およびメモリーを無制限で使用が可能です。これにより、どのボッドもクラスターのコンピューティングリソースを無制限に使用することができ、名前空間にあるポッドがクラスターリソースを使い切ることがあります。

名前空間の重要な機能の 1 つとして、さまざまな目的や複数のユーザーからの要求に応える仮想クラスターとして動作する機能が挙げられます。 そのため、名前空間のリソースクォータの設定は、一種のベストプラクティスといえます。

名前空間のリソースクォータを設定できます。これには、CPU、メモリーおよびポッドの数が含まれます。 詳しい情報は、『リソースクォータ』をご参照ください。

手順

  1. Container Service コンソールにログインします。
  2. Kubernetes で、[クラスター] > [名前空間] をクリックします。 クラスターを選択し、"test" という名前の名前空間の右にある [ResourceQuota および LimitRange] をクリックします。
  3. "ResourceQuota and LimitRange" ダイアログボックスで、リソースクォータおよびデフォルトのリソース制限を素早く設定できます。
    名前空間の CPU / メモリークォータ ( ResourceQuota) の設定後、ポッド設定時の CPU / メモリーリソースの指定、または名前空間のデフォルトのリソース制限(LimitRange) の設定を行う必要があります。 詳しい情報は、『リソースクォータ』をご参照ください。
    1. 名前空間のリソースクォータを設定できます。
    2. コンテナーオーバーヘッドの制御は、名前空間にあるコンテナーに関するリソース制限およびリソースリクエストの設定により行えます。 詳しい情報は、『https://kubernetes.io//memory-default-namespace/』をご参照ください。
  4. 名前空間のリソースクォータおよび制限が設定されている必要があります。 マスターノードの接続アドレスに接続し、以下のコマンドを実行して名前空間のリソースを参照してください:
    
    #kubectl get limitrange,ResourceQuota -n test
    NAME AGE
    limitrange/limits 8m
    
    NAME AGE
    resourcequota/quota 8m
    
    
    # kubectl describe limitrange/limits resourcequota/quota -n test
    Name: limits
    Namespace: test
    Type Resource Min Max Default Request Default Limit Max Limit/Request Ratio
    ---- -------- --- --- --------------- ------------- -----------------------
    Container cpu - - 100m 500m -
    Container memory - - 256Mi 512Mi -
    
    Name: quota
    Namespace: test
    Resource Used Hard
    -------- ---- ----
    configmaps 0 100
    limits.cpu 0 2
    limits.memory 0 4Gi
    persistentvolumeclaims 0 50
    pods 0 50
    requests.storage 0 1Ti
    secrets 1 10
    services 0 20
    services.loadbalancers 0 5