Alibaba Cloud Container Service for Kubernetes はパッケージ管理ツール Helm と統合され、クラウド上でのスピーディーなアプリケーションのデプロイを可能にします。 しかし、Helm チャートは複数回リリースされることがあり、リリースバージョンを管理する必要があります。 Container Service for Kubernetes はリリース機能を提供しています。これにより、Container Service コンソール上で Helm によりリリースされたアプリケーションの管理が可能になります。
前提条件
- Kubernetes クラスターが作成されている必要があります。 詳しくは、「Kubernetes クラスターの作成」をご参照ください。
- アプリカタログ機能またはサービスカタログ機能により Helm アプリケーションがインストールされている必要があります。 詳しくは、「Helm による Kubernetes アプリケーションのデプロイの簡素化」をご参照ください。 ここでは、"wordpress-default" アプリケーションの使用を例にとります。
リリースの詳細の表示
- Container Service コンソール にログインします。
- 左側のナビゲーションウィンドウから、"Container Service - Kubernetes" を選択します。 その後、表示されたリリースリストで、選択したクラスター上で Helm を通じてリリースされたアプリケーションおよびサービスを参照できます。
を選択し、Helm タブをクリックします。 [クラスター] ドロップダウンリストから対象となるクラスターを選択します。
- お使いの対象となるリリース (この例では "wordpress-default") を検索し、[詳細] をクリックしリリースの詳細を表示します。
現在のバージョンやバージョン履歴などのリリースの詳細が参照できます。 この例では、現在のバージョンは 1 で、バージョン履歴はありません。 [リソース] タブのページで、リソース名およびリソースタイプなどの "wordpress-default" のリソース情報を参照できます。また、YAML 情報も参照できます。
注 [詳細] でリソース名をクリックし、Kubernetes ダッシュボードページに移動すると、リソースの実行ステータスが確認できます。 - [値] タブをクリックし、リリースのパラメーターを表示します。
リリースバージョンの更新
- Container Service コンソール にログインします。
- 左側のナビゲーションウィンドウから、"Container Service - Kubernetes" を選択します。 その後、表示されたリリースリストで、選択したクラスター上で Helm を通じてリリースされたアプリケーションおよびサービスを参照できます。
を選択し、Helm タブをクリックします。 [クラスター] ドロップダウンリストから対象となるクラスターを選択します。
- お使いの対象となるリリース (この例では "wordpress-default") を検索します。 [更新] をクリックすると [リリースの更新] ダイアログボックスが表示されます。
- パラメーターを変更し、[更新] をクリックします。
[リリース] リストページで、現在のバージョンが 2 に変更されていることが確認できます。 バージョン 1 にロールバックするために、[詳細] をクリックし、バージョン履歴エリアで [ロールバック] をクリックします。
リリースの削除
- Container Service コンソール にログインします。
- 左側のナビゲーションウィンドウから、"Container Service - Kubernetes" を選択します。 その後、表示されたリリースリストで、選択したクラスター上で Helm を通じてリリースされたアプリケーションおよびサービスを参照できます。
を選択し、Helm タブをクリックします。 [クラスター] ドロップダウンリストから対象となるクラスターを選択します。
- お使いの対象となるリリース (この例では "wordpress-default") を検索します。 [削除] をクリックすると、[詳細] ダイアログボックスが表示されます。
- リリースレコードをクリアしたい場合、[消去] チェックボックスをオンにした後、[OK] をクリックします。 リリースの削除後、サービスやデプロイなどの関連するリリースも削除されます。