Container Service コンソールで、お使いの Kubernetes クラスターのバージョンをアップグレードできます。
クラスターリストのページで、お使いのクラスターのバージョンを参照できます。
前提条件
- システムが必要なソフトウェアパッケージをダウンロードできるよう、お使いのホストがインターネットにアクセス可能か確認してください。
- クラスターのアップグレードが失敗することがあります。 お使いのクラスターのスナップショットの作成を推奨します。それにより、アップグレード前にお使いのデータのセキュリティが保証されます。 詳しい情報は、スナップショットの作成をご参照ください。
- Kubernetes クラスターのバージョン V1.8.1 または V1.8.4 から V1.9.3 へアップグレードする場合、すべてのクラスターポッドは再起動されます。 これにより、クラスターで実行中のアプケーションが影響を受けることになります。 それ以外の Kubernetes クラスターのバージョンのアップグレードには、クラスターアプリケーションは影響を受けません。 しかし、クラスターアプリケーションが API サーバーに大きく依存している場合、アプリケーションはアップグレードにより一時的に影響を受けます。
- ネットワークがクラスターのアップグレード中にリセットされるため、OSS ボリュームはクラスターに再マウントされます。 そのため、アップグレード後に OSS ボリュームを使用するポッドを再度作成する必要があります。
準備
アップグレード前にお使いのクラスターが正常に動作していることを確認する必要があります。
マスターノードにログインする必要があります。 詳しい情報は、SSH を使用した Kubernetes クラスターへのアクセスおよびkubectl を利用した Kubernetes クラスターへの接続をご参照ください。
kubectl get cs
コマンドを実行し、すべてのクラスターモジュールが正常であることを確認してください。NAME STATUS MESSAGE ERROR scheduler Healthy ok controller-manager Healthy ok etcd-0 Healthy {"health": "true"} etcd-1 Healthy {"health": "true"} etcd-2 Healthy {"health": "true"}
kubectl get nodes
コマンドを実行し、すべてのノードの準備が完了していることを確認します。注 すべてのノードの状態が準備完了状態になっている必要があります。kubectl get nodes NAME STATUS ROLES AGE VERSION cn-shanghai.i-xxxxxx Ready master 38d v1.9.3 cn-shanghai.i-xxxxxx Ready <none> 38d v1.9.3 cn-shanghai.i-xxxxxx Ready <none> 38d v1.9.3 cn-shanghai.i-xxxxxx Ready <none> 38d v1.9.3 cn-shanghai.i-xxxxxx Ready master 38d v1.9.3 cn-shanghai.i-xxxxxx Ready master 38d v1.9.3
ノードに異常があった場合、手動で修復するか、チケットを起票し、Alibaba Cloud のテクニカルサポートへお問い合わせください。
手順
- Container Service コンソールにログインします。
- Kubernetes で、左側のナビゲーションウィンドウから [Clusters] をクリックします。
- 対象となるクラスターを選択して、 を選択します。
- 表示されるダイアログボックスで、[アップグレード] をクリックします。
システムにより Kubernetes のバージョンのアップグレードが開始されます。
アップグレード完了後、クラスターリストのページの Kubernetes クラスターのバージョンを参照し、アップグレードが成功しているか確認します。