MaxCompute Java モジュールを作成後、Graph モデルを開発できます。

サンプルコード

examples ディレクトリには、Graph のコード例があります。Graph プログラムの構造については、例をご参照ください。

Graph プログラムの開発

  1. モジュールのソースコードディレクトリの[src] の > [main] を右クリックし、[New] を選択し、[MaxCompute Java] を選択します。

  2. [GraphLoader] または [Vertex] のタイプを選択し、[Name] テキストボックスにクラス名 (パッケージ名をサポート) を入力します。 [OK] をクリックします。テンプレートによってフレームコードが自動的に入力され、変更を続行できます。

ローカルでの Graph のデバッグ

Graph プログラムを開発した後、コードをテストし動作確認をします。 Graph プログラムをローカルで実行します。

  1. Graph プログラムを実行します。 Driver クラスを右クリックし、[Run] をクリックします。 表示される [Run Configuration] ダイアログボックスで、Graph プログラムを実行する MaxCompute プロジェクトを設定します。

  2. [OK] をクリックします。 指定した MaxCompute プロジェクトのテーブルデータが warehouse にダウンロードされていない場合は、まずデータをダウンロードします。 mock プロジェクトが使用されている、または、MaxCompute プロジェクトのテーブルデータがダウンロードされている場合は、この手順をスキップします。 次に、Graph ローカル実行フレームワークは、warehouse 内の指定されたテーブルデータを Graph 入力として読み取り、Graph プログラムをローカルに実行します。 コンソールにログ出力と結果が表示されます。 次の図に示すとおり、ローカルでデバッグするたびに、Intellij ディレクトリの下に新しい一時ディレクトリが作成されます。

    warehouse の概要については、「UDF の開発」の「ローカル Warehouse ディレクトリ」をご参照ください。

本番環境での Graph プログラムの実行

ローカルでのデバッグを完了し、Graph プログラムをサーバーにリリースし、MaxCompute 分散環境で実行します。

  1. Graph プログラムを JAR パッケージにパッケージ化し、サーバーにリリースします。 詳細は、「Graph のパッケージ化とリリース方法」をご参照ください。

  2. MaxCompute Studio に統合されている MaxCompute コンソールをシームレスモードで使用します。つまり、[Project Explorer] ウィンドウで、[Project] を右クリックしてコンソールで [Open] を選択し、コンソールのコマンドラインに、次の JAR コマンドを入力します。

    jar -libjars xxx.jar -classpath /Users/home/xxx.jar com.aliyun.odps.graph.examples.PageRank pagerank_in pagerank_out;

Graph 開発の詳細は、「Graph」をご参照ください。