次の 4 種類の ECS リソースタイプのいずれかを作成する場合、インスタンスのイメージを指定する必要があります。

テンプレートを使用してイメージを指定するには、次の 3 通りの方法があります。

  • イメージ ID の指定
  • 曖昧一致によるイメージの指定
  • AssociationProperty を使用したイメージの選択

イメージ ID の指定

指定するイメージとその ID がわかっている場合は、テンプレートで ImageId を指定します。 Resource Orchestration Service (ROS) コンソールで、各リージョンで利用可能なイメージ ID を表示できます。

  1. ROS コンソールにログインします。
  2. 左側のナビゲーションペインで [ECS インスタンス情報] をクリックします。 [ECS インスタンス情報] ページで、[ECS イメージ] をクリックします。 利用可能なイメージのリストが表示されます。 使用するイメージ ID をコピーします。
  3. イメージ ID をテンプレート の ImageId の値として指定します。

  1. ImageId”: { Type”: String”, Description”: ImageId represents the image used to startup the ECS instance”, Default”: centos_7_04_64_20G_alibase_201701015.vhd”},

曖昧一致によるイメージの指定

指定したいイメージが特にない場合は、曖昧一致を使用してイメージ ID を指定できます。 たとえば、CentOS または Ubuntu オペレーティングシステムのものであれば、特にこだわらない場合を考えます。 ROS は入力された値を使用して最適な一致を見つけます。

ROS は次のルールを使用して一致を見つけます。

  • イメージのシリーズ (CentOS、Win、Ubuntu など) のみを指定した場合、ROS は、それに対応する 64 ビット最新版のイメージを選択します。
  • シリーズおよびバージョンファミリ (CentOS_6、Ubuntu_14、Win2008r2 など) を指定した場合、ROS は、そのシリーズおよびバージョンファミリ (CentOS 6、Ubuntu 14、または Win2008r2) の 64 ビット最新版を選択します。
  • イメージ ID の一部をアスタリスク () で置き換えた場合 (centos_6_09_64_20G_alibase.vhd など)、ROS は centos_6_09_64_20G_alibase に対応する最新版のパブリックイメージを選択します。

    次のサンプルテンプレートでは、曖昧一致を使用しています。 多くの場合、イメージ ID は CentOS_7 や Ubuntu_14 のように指定されます。

  1. ImageId”: { Type”: String”, Description”: ECS Image”, Label”: ECS Image”, Default”: centos_7”},

AssociationProperty を使用したイメージの選択

イメージ ID を定義する際に、パラメータの 1 つとして AssociationProperty を指定します。 次に ROS は、リージョン内で利用可能なすべてのイメージをリストし、ECS インスタンスを作成するときに選択できるようにします。

AssociationProperty の使用例

  1. ImageId”: { AssociationProperty”: ALIYUN::ECS::Instance::ImageId”, Type”: String”, Default”: centos_7_04_64_20G_alibase_201701016.vhd”, Description”: Automatically lists available image IDs.”}

作成中のリソースのイメージ ID を入力すると、次に示す通り、リージョン内で使用可能なすべてのイメージ ID がリストされます。

システムは、使用可能なイメージ ID に加えて、デフォルトのイメージ ID、または AllowedValues で指定された値が使用可能かどうかを表示します。 ECS インスタンスの作成に適したイメージ ID を選択します。

  1. </article>
  2. </main>