型変換関数を使用して、クエリ文でデータを正しい型に変換できます。

機能構文説明
キャスト関数キャスト (タイプとしてx)xフィールドの値をデータ型として変換します。

キャスト関数が値を変換できない場合、この関数を呼び出すクエリは失敗します。

try_cast関数try_cast (typeとしてx)xの値をデータ型として変換します。

try_cast関数が値を変換できない場合、関数はNULLを返します。 この関数を呼び出すクエリは、NULL値を処理して実行を続行できます。

説明 ログには、予期しないデータ型のデータが含まれている場合があります。 ログを照会するときは、try_cast関数を使用することを推奨します。 このように、変換の失敗によりクエリが失敗することはありません。
typeof関数typeof(x)xフィールドのデータ型を返します。

キャスト関数

cast関数は、xフィールドの値を指定されたデータ型に変換するために使用されます。 キャスト関数が値を変換できない場合、この関数を呼び出すクエリは失敗します。

構文

キャスト (タイプとしてx)

パラメーター

項目説明
xこのパラメーターの値は、任意のデータ型にすることができます。
タイプSQLデータ型。 有効な値: bigint、varchar、double、boolean、timestamp、decimal、array、map。

例: cast(json_parse( key) as array(varchar))

各SQLデータ型は、Log Serviceインデックスで使用できるデータ型にマップされます。 マッピングの詳細については、「データ型マッピング」をご参照ください。

戻り値のデータ型

typeパラメーターで指定されたデータ型。

数値1をbooleanデータ型に変換します。

  • クエリ文
    * | select cast (ブール値として1)
  • クエリ結果キャスト

try_cast関数

xフィールドの値を指定したデータ型に変換します。 try_cast関数が値を変換できない場合、関数はNULLを返します。 この関数を呼び出すクエリは、NULL値を処理して実行を続行できます。

構文

try_cast( x as type)

パラメーター

項目説明
xこのパラメーターの値は、任意のデータ型にすることができます。
タイプSQLデータ型。 有効な値: bigint、varchar、double、boolean、timestamp、decimal、array、map。

例: try_cast(json_parse( key) as map(varchar, varchar))

各SQLデータ型は、Log Serviceインデックスで使用できるデータ型にマップされます。 マッピングの詳細については、「データ型マッピング」をご参照ください。

戻り値のデータ型

typeパラメーターで指定するデータ型。

uidフィールドの値をvarcharデータ型に変換します。

  • クエリ文
    * | select try_cast(uid as varchar)
  • クエリ結果try_cast

typeof関数

xフィールドのデータ型を返します。

構文

typeof( x)

パラメーター

項目説明
xこのパラメーターの値は、任意のデータ型にすることができます。

戻り値のデータ型

varcharデータ型のデータ。

request_timeフィールドのデータ型を返します。

  • クエリ文
    * | SELECT typeof(request_time)
  • クエリ結果typeof

データ型マッピング

次の表に、SQLデータ型とLog Serviceインデックスでサポートされているデータ型の間のマッピングを示します。

Log Serviceインデックスでサポートされているデータ型SQLデータ型
longbigint
textvarchar
doubledouble
JSONvarchar