サポート HTTP 2.0
API Gateway は、HTTP 2.0 の新機能、多重化、およびリクエスト ヘッダーの圧縮をサポートします。
- MultiPlexing:HTTP 1.x で並列処理およびリクエストとレスポンスの送信中に複数の接続に依存することがなくなりました。 クライアントおよびサーバーは、HTTP メッセージを互いに独立した複数のフレームに分割し、フレームをランダムに送信し、送信先で再構成することで、無駄な遅延を避け、効率化します。 大量のリクエストの場合、クライアントはこの方法を用いて、数少ない接続でリクエスト データを送信できます。
- ヘッダー圧縮:前述のとおり、HTTP 1.X のヘッダーには多くの情報があり、毎回再送信する必要があります。 HTTP 2.0 では、クライアントおよびサーバーは「ヘッダーテーブル」を使って送信されたキーと値のペアをトレースし、保存します。 各リクエストおよび各応答に同じデータが繰り返し送信されることはありません。「ヘッダーテーブル」は、HTTP 2.0 の接続期間中に存在し、クライアントおよびサーバーの両方で増分更新されます。 新しいヘッダーのキーと値のペアはそれぞれ、現在のテーブルの末尾に追加されるか、またはテーブル内の値を置き換えることで、各リクエストのデータ量を減らします。
HTTP 2.0 を有効化する方法
新しい API グループ(2017年7月14日以降作成)
すべての HTTPS API は、クライアントと API Gateway の間の HTTP2 通信をサポートしています。(HTTP 2.0 は HTTPS 環境でのみ動作するため、HTTP 2.0 を使用する前にHTTPS を有効化 する必要があります。)
既存の API グループ
将来的には、手動で既存の API グループ有効化する機能をご利用いただけるようになります。