ここでは、MaxCompute クライアントから共通コマンドを使用してリソースを操作する方法を紹介します。

DataWorks に搭載されている可視化オンラインデータ開発ツールを使用して、リソースの検索やアップロードを行うこともできます。 詳細は、「リソース管理 (Resource management)」をご参照ください。

リソース名の追加

コマンド形式:
add file <local_file> [as alias] [comment 'cmt'][-f];
add archive <local_file> [as alias] [comment 'cmt'][-f];
add table <table_name> [partition <(spec)>] [as alias] [comment 'cmt'][-f];
add jar <local_file.jar> [comment 'cmt'][-f];
パラメーター
  • file/archive/table/jar: リソースタイプを示します。 詳細は、「リソース (Resources)」をご参照ください。
  • local_file: ローカルファイルのパスを示します。このファイル名がリソース名になります。 リソース名は、リソースの一意の識別子です。
  • table_name: MaxCompute のテーブル名を示します。 現在のところ、外部テーブルはリソースに追加できません。
  • [PARTITION (spec)]: MaxCompute では、追加するリソースがパーティションテーブルの場合、パーティションテーブル全体ではなく 1 つのパーティションのみをリソースとして追加できます。
  • alias: リソース名を指定します。 このパラメーターを指定しない場合、ファイル名がデフォルトでリソース名になります。 Jar および Python リソースは、この機能に対応していません。
  • [comment ‘cmt’]: リソースのコメントを追加します。
  • [-f]: 同じ名前のリソースが存在する場合、このパラメーターの名前が元のリソース名の代わりに使用されます。 このパラメーターを追加せず、同じ名前のリソースが存在する場合、操作は失敗します。
例:
odps@ odps_public_dev>add table sale_detail partition (ds='20150602') as sale.res comment 'sale detail on 20150602' -f;
OK: Resource 'sale.res' have been updated.
---Add a resource named sale.res in MaxCompute.
各リソースファイルのサイズは、500 MB 以下にする必要があります。 1 つの SQL または MapReduce タスクで参照されるリソースサイズは、2048 MB 以下にする必要があります。 詳細は、「MR の制限事項 (MR Restrictions)」をご参照ください。

リソースの削除

コマンド形式:
DROP RESOURCE <resource_name>; --resource_name:a specified resource name.

リソース一覧の表示

コマンド形式:
LIST RESOURCES;

コマンド動作:

現行プロジェクトの全リソースの一覧が表示されます。

例:
odps@ $project_name>list resources;
Resource Name Comment Last Modified Time Type
1234.txt 2014-02-27 07:07:56 file
mapred.jar 2014-02-27 07:07:57 jar

リソースのダウンロード

リソースをダウンロードするには、次のコマンド形式を使用します。
GET RESOURCE <resource_name> <path>;

コマンド動作:

ローカルデバイスにリソースがダウンロードされます。 リソースタイプは、ファイル、 jar、アーカイブ、py のいずれかでなければなりません。

例:
odps@ $project_name>get resource odps-udf-examples.jar d:\;
OK