このトピックでは、SNAT エントリを作成する方法について説明します。 SNAT 機能を使用すると、VPC 内でパブリック IP アドレスに関連付けられていない ECS インスタンスがインターネットにアクセスできるようになります。

始める前に

NAT Gateway を作成しており、そこに EIP がバインドされているものとします。
2018 年 1 月 26 日以前に帯域幅パッケージを購入している場合は、帯域幅パッケージ内に利用可能なパブリック IP があることをご確認ください。

手順

  1. [VPC コンソール] にログインします。
  2. 左側のナビゲーションウィンドウで、[NAT Gateway] をクリックします。
  3. NAT Gateway のリージョンを選択します。
  4. 対象の NAT Gateway のインスタンス ID をクリックします。
  5. 左側のナビゲーションウィンドウで、[SNAT テーブル]、[SNAT エントリの作成] の順にクリックします。
  6. 次の情報のとおりに SNAT エントリを設定します。
    設定 説明
    VSwitch 粒度
    VSwitch インターネットアクセスを必要とする ECS インスタンスが配置されている VSwitch を選択します。 指定された VSwitch に属するすべての ECS インスタンスは、指定されたパブリック IP アドレスを使用してインターネットにアクセスできます。
    ECS インスタンスに既にパブリック IP( EIP など) が設定されている場合は、SNAT のプロキシサービスを使用せず、設定済みのパブリック IP を使用してインターネットにアクセスします。
    VSwitch CIDR ブロック 選択した VSwitch の CIDR ブロックを表示します。
    パブリック IP インターネットへのアクセスに使用されるパブリック IP アドレスを選択します。
    DNAT エントリで既に使われている IP アドレスは選択できません。
    名前の入力 作成する SNAT 項目の名前を入力します。

    名前は 2 〜 128 文字の長さが必要で、英字、数字、漢字、下線(_)、およびハイフン(-) を含めることができます。 名前は英字か漢字で始まらなければなりません。

    ECS 粒度
    利用可能な ECS インスタンス VPC で、インターネットにアクセスする指定した ECS インスタンスを選択します。
    選択された ECS インスタンスは、指定されたパブリック IP アドレスを使用してインターネットにアクセスします。 以下を確認します:
    • ECS インスタンスのステータスが「実行中」であること。
    • ECS インスタンスは、専用のパブリック IP アドレスまたは EIP に関連付けられていません。
    ECS CIDR ブロック 選択した VSwitch の CIDR ブロックを表示します。
    パブリック IP ECS インスタンスがインターネットへのアクセスに使用できるパブリック IP アドレスを選択します。
    DNAT エントリにすでに使用されているパブリック IP アドレスを SNAT エントリに使用することはできません。