すべてのプロダクト
Search
ドキュメントセンター

Object Storage Service:hash

最終更新日:Dec 20, 2023

このトピックでは、hashコマンドを実行してローカルファイルのMD5ハッシュまたはCRC-64を計算する方法について説明します。

重要

このトピックのサンプルコマンドラインは、64ビットLinuxシステムに基づいています。 他のシステムの場合は、を交換します。対応するバイナリ名を持つコマンドの /ossutil64。 詳細については、「ossutilの使用を開始する」をご参照ください。

コマンド構文

. /ossutil64 hash localfile [-- type=<value>]

次の表に、hashコマンドを実行するときに設定できるパラメーターを示します。

パラメーター

説明

localfile

アップロードするローカルファイルのフルパス。

-- type

ローカルファイルの値を計算するために使用されるメソッド。 デフォルト値: crc64。 有効な値:

  • md5:

    -- typeがmd5に設定されている場合、MD5ハッシュ値とContent-MD5値が同時に表示されます。 Content-MD5値は、MD5ハッシュを計算して128ビットの数値を取得し、その数値をBase64でエンコードすることによって取得されます。 Content-MD5の詳細については、「RFC 1864」をご参照ください。

  • crc64

    CRC-64は標準ECMA-182を使用して計算されます。

ローカルファイルを指定されたバケットにアップロードした後、CRC-64またはMD5ハッシュをクエリまたは使用する場合は、次の項目に注意してください。

  • X-Oss-Hash-Crc64ecmaフィールドを使用してCRC-64を照会したり、statコマンドのContent-Md5フィールドを使用してローカルファイルのMD5ハッシュを照会したりできます。 詳細は、「stat」をご参照ください。

  • Object Storage Service (OSS) がCRC-64をサポートする前にローカルファイルをアップロードした場合、statコマンドを実行してローカルファイルのCRC-64を照会することはできません。

  • 追加アップロードまたはマルチパートアップロードを使用してローカルファイルをアップロードする場合、statコマンドを実行してローカルファイルのContent-MD5値を照会することはできません。

  • test.txtローカルファイルのCRC-64を計算する

    . /ossutil64 hash test.txt -- type=crc64
    CRC64-ECMA : 295992936743767023 
  • test.txtローカルファイルのMD5ハッシュを計算する

    . /ossutil64 hash test.txt -- type=md5
     MD5 : 01C3C45C03B2AF225EFAD9F911A33D73
     Content-MD5 : AcPEXAOyryJe + tn5EaM9cw==