このトピックでは、システムポリシーまたはカスタムポリシーを使用して、RAM ユーザーに ActionTrail リソースの使用を許可する方法について説明します。

始める前に

  1. ActionTrail API の操作と説明を確認します。 詳細は、「RAM アカウントへの権限付与」をご参照ください。
  2. RAM ポリシーの構造と構文を確認します。 詳細は、「ポリシー構造と構文」 をご参照ください。

手順

  1. RAM ユーザーを作成します。

    詳細は、「RAM ユーザーの作成」をご参照ください。

  2. RAM ユーザに権限を付与します。
    • RAM ユーザーに必要な権限を付与するには、後述の「ActionTrail 関連のシステムポリシー」に従って 1 つ以上のシステムポリシーを割り当てます。

      詳細は、「RAM での権限付与」をご参照ください。

    • RAM ユーザーに細かく権限を付与するには、後述の「許可例」に従ってカスタムポリシーを作成します。

      詳細は、「カスタマイズポリシーの作成」をご参照ください。

ActionTrail 関連のシステムポリシー

次の表は、ActionTrail で一般的に使用されているシステムポリシーの一覧です。

表 1. システムポリシー
システムポリシー 説明
AliyunActionTrailFullAccess RAM ユーザーに ActionTrail リソースに対するフル管理権限を付与します。
AliyunActionTrailReadOnlyAccess RAM ユーザーに ActionTrail リソースに対する読み取り専用権限を付与します。

許可例

  • 例 1:RAM 管理者として、ユーザーに読み取り専用権限を付与します。
    {
        "Version": "1",
        "Statement": [{
            "Effect": "Allow",
            "Action": [
                "actiontrail:LookupEvents", 
                "actiontrail:Describe*", 
                "actiontrail:Get*"
            ],
            "Resource": "*"
        }]
    }
  • 例 2:RAM 管理者として、特定の IP アドレスからログインしたユーザーに読み取り専用権限を付与します。
    {
        "Version": "1",
        "Statement": [{
            "Effect": "Allow",
            "Action": [
                "actiontrail:LookupEvents", 
                "actiontrail:Describe*", 
                "actiontrail:Get*"
            ],
            "Resource": "*",
            "Condition":{
                "IpAddress": {
                    "acs:SourceIp": "42.120.XX.X/24"
                }
            }
        }]
    }